プロ3年目の阪神岡田彰布内野手が、巨人の江川卓投手攻略を宣言した。主力のトップを切って安芸キャンプ初の特打を行い、190スイングで36発のサク越えを放った。

江川に対し、前年の岡田は28打数2安打、打率7分1厘、0本塁打1打点と完璧に抑え込まれた。チームも対江川に1勝7敗と完敗。相手エースを打てなければ大きな壁になる。岡田は「問題はあの伸び、キレのあるストレートを打つこと。昨年は食い込まれていたけど、今年こそ打つ」と意気込みを明かした。前年のビデオやデータを見て外角でやられていると分析。外角克服をテーマに取り組んだ。

だがこの年、チームは対江川に3勝4敗と盛り返したものの、岡田は20打数2安打、0本塁打1打点の打率1割と打てなかった。ちなみに、江川との通算でも146打数29安打で打率1割9分9厘、5本塁打、12打点と苦手にしていた。