天敵打ちだ! 楽天島内宏明外野手(31)が16日、日本ハム4回戦(東京ドーム)に「3番左翼」で先発出場。1点を追う3回2死二塁、相手先発のバーヘイゲンから中堅フェンス直撃の適時二塁打を放った。チームは同投手と昨季4度対戦して0勝3敗、防御率0・69と苦しめられていた。今季初対決の難敵から、島内が貴重な同点打をマークした。

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相手先発は天敵のバーヘイゲン。何度も同じ相手に負けるわけにはいかない。島内がバットでやり返した。0-1の3回2死二塁。カウント2-2からの6球目だった。真ん中低めの154キロ直球を振り抜いた。打球はぐんぐん伸び、中越えの適時二塁打。2番小深田大翔内野手(25)に続く、連続長打で同点とした。

島内自身も相性は良くなかった。昨季の対戦成績は8打数2安打0打点。打率2割5分にとどまった。苦手外国人からの“初打点”に二塁ベース上ではガッツポーズ。さらに、同点打だけではなく、球団広報を通じて“島内語録”も飛び出した。

「東京ドームはミニッツメイドが飲めるので、これがミニッツメイドパワーです」

今季の主戦場は「3番」。開幕から19試合連続でスタメン出場する。それでも試合前時点で打率2割3分3厘、2本塁打、8打点。1点リードの8回1死三塁では井口から中犠飛を放ち、貴重な追加点をマーク。チームを勝利に導く一打でコメントでも“島内節”を量産させていく。【佐藤究】

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