中大が1度は同点に追い付きながらも、延長タイブレークで、8勝2敗の同率の首位で並んでいた国学院大との直接対決に敗戦。開幕から守り続けた首位から2位に転落した。

2点ビハインドで迎えた8回裏、先頭の高橋隆慶捕手(2年)がソロ本塁打。四球で出た走者を犠打で送り2死二塁とすると、石井巧内野手(2年)の適時左前打で、代走の二塁走者、戸澤昂平外野手(1年)が本塁を陥れ同点に追いついた。

しかし反撃もここまで。タイブレークで迎えた10回裏には、抑えの西館勇陽投手(2年)が踏ん張りきれず勝ち越しを許し、勝負が決まった。

ドラフト候補に挙がる主砲の古賀悠斗捕手(4年)は、4打数1打点。「今日は、捕手としても主将としても何もできなかった。気持ちを切り替えて、フラットな状態で次の試合に臨みたい」と前を向いた。

14日には第2戦が行われ、国学院大が勝てば優勝。中大が勝つと1勝1敗で、17日に優勝決定戦が行われる。清水達也監督(56)は「今日は、選手たちが劣勢のところからよく追いついた。もう1度、全員で守る意識を徹底したい」と最終戦に望みをかけた。