立大の応援団は、部員に新型コロナウイルス陽性者が出たため、来場を控えた。

同部員は12日から練習を休んでおり、この日までに陽性が判明。濃厚接触者の特定ができていないため、応援団全体で来場をとりやめた。

東京6大学野球は、応援合戦が名物。現在は、外野席に応援団が陣取り、他の一般来場者と接触しない形で選手にエールを送る。この日の試合は、慶大側の左翼席のみ応援が行われ、立大側の右翼席は無人となった。

試合は宮海土投手(3年=国学院栃木)が8回、慶大・正木に決勝3ランを打たれた。可能性は残すが、2連敗で優勝が遠のく結果となった。

応援団がいなかったことについて聞かれると「画面越しにでも応援してくれていると聞いていました。神宮で応援できなくて、悔しいと思います。応援団の分も、またベンチやスタンドに入れなかった人のためにもやろうと、常々話はしていました。いろんな人の期待に応えられず悔しいです」と言葉を絞り出した。