セガサミーが明治安田生命を8回コールドで破り、5大会ぶり5回目の出場を決めた。

プロ野球で活躍した西田真二監督(60)は試合後、「(日本選手権が行われる)大阪は私の地元ですが、関東の代表として戦って参ります! ガハハハ」とご機嫌に笑った。

かつて、広島で勝負強い打撃で活躍した西田監督の現役時代をほうふつとさせる打撃を、中川智裕内野手(23=近大)が披露した。4-5で迎えた6回裏。1死二塁で初球の真っすぐをフルスイングで豪快に捉え、逆転の左越え2点本塁打。「前の打席で真っすぐを力んで、体が開いてしまい凡打に(三飛)。この打席では修正することができました」。

前半は打撃戦で、試合の流れが読めない展開の中、この1発がセガサミーに流れを引き寄せた。7回には打者一巡で一気に6点を挙げ、8回には1点を追加しコールドを決めた。中川は「前半戦、チームが沈むことはなかった。初球から積極的にいけたのが良かったです」と勝利を引き寄せた一打に胸を張った。

西田監督は「今日は競ったゲームでしたが、最終的にはよう打ってくれましたわ。中川の1発が効いたね」と評価。昨秋は都市対抗で4強入り。次は日本選手権へ。西田監督率いるセガサミーの勢いは止まらない。