桐蔭横浜大(神奈川大学)は全国の壁にはね返された。斉藤博久監督(55)は「リーグ戦は苦しみながら何とか優勝できたが、全国で1つ勝つことの難しさを改めて分かりました」と率直に言った。

17、18年と2年連続準優勝の国際武道大(千葉県大学)を相手に点の取り合い。2度にわたりリードしたが、終盤8、9回で計3点を失い、初戦で敗れた。

持ち味は出した。5回には先頭の岸本が四球を選び、二盗、三盗、犠飛で一時勝ち越しの生還。7回の再度の勝ち越し点も、二盗からだった。山口海人主将(4年=尾道)は「リーグ戦では粘って勝ちきることが多かったですが、全国で戦っている国際武道大さんは自分たち以上に粘り強く、一枚上手でした。レベルアップして、秋、戻ってきたい」と誓った。