レギュラー定着を狙う広島野間峻祥外野手(28)が5日、新兵器「バレルバット」を導入したことを明かした。長さ86センチ、重さ1400グラムで、グリップと芯の間がバレル(たる)型に膨れ上がった練習用のマスコットバット。芯が体から離れないような感覚を身につけ、正確なスイング軌道でより強い打球を打てるようになる狙いがあるという。

プロ野球ではオリックス吉田正や、西武外崎らが、練習中に使用していた。「最近流行っていたので」と約1週間前に取り入れ、この日もマツダスタジアムで行われた全体練習のティー打撃で振り込んだ。野間は「力の出しどころもわかるし、続けてみようかなと思います」と力を込めた。

チームが4連勝を飾った前半戦のラスト4試合は1番でスタメン出場していた野間は、エキシビションマッチでも絶好調。7試合に出場し、20打数11安打で打率5割5分をたたき出している。13日阪神戦(京セラドーム大阪)から始まる後半戦に向け「とにかく1個ずつ借金を減らしていかないといけない。京セラから勝利に貢献できるように、頑張りたいです」と目をギラつかせた。【古財稜明】