日本野球機構(NPB)は23日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議と臨時12球団代表者会議を開き、デルタ株による感染拡大を受け、対策を強化することを決めた。

専門家からは五輪開催でのバブル方式、検査態勢の充実化による感染制御の有効性が示された。その提言も踏まえて緊急事態宣言地域では、PCR検査の頻度を従来の1カ月に1度から1週間に1度を目安とすることに変更。実際は5月末からその頻度で運用しているという。濃厚接触疑いの選定は発症2日前から3日前にさかのぼるとした。鼻水など軽い症状でも検査を受けることも徹底する。

またNPB斉藤惇コミッショナーは「差別のない方法で、できればワクチンを2度打った方は100%球場に入れて観戦していただきたいという希望は持っている」と私見を示した。だが臨時12球団代表者会議ではワクチンの接種証明による観客数の拡大については議論されなかった。