ソフトバンク東浜巨投手(31)が「勝負のビジター6連戦」で先陣を切る。

23日、ペイペイドームで行われた投手練習で調整した右腕は、先発予定の24日西武戦(メットライフドーム)に向けて「後半戦なので、しっかり試合を作る、チームが勝つというところ、そこじゃないですか。基本に忠実にじゃないですけど、1つ1つ取っていくことが大事かなと思います」と気合を入れた。

今週はすべて敵地での6連戦だ。しかも週末には4・5差で追う首位オリックスとの3連戦もある。現時点で組まれている次の6連戦は9月末で、ビジターに限れば10月中旬までない。先週に雨天中止があった影響で先発ローテーションを再編し、勝負どころでの重要な週アタマを任された東浜は「自分としても、そこに当てられた意味を考えながらこの1週間過ごしてきましたし、より一層役割を果たさないといけないかなと思います」と責任感をにじませた。

立ちはだかるのは強敵のタカキラーだ。西武先発の高橋には19年からチームとして9連敗中と苦手にしている。それだけに、東浜は「ロースコアのゲームになると思いますし、そういう展開に持っていかないといけない。そういう展開にするために、自分のできる仕事はやっていきたい。しっかり0点でいけるように頑張っていきたいなと思います」と、投げ負けるつもりはない。まずは大事な初戦を取り、ヤマ場の6連戦を逆転Vロードにつなげる。【山本大地】