中日笠原祥太郎投手(26)が今季初めて1軍に合流した。2年ぶりの1軍合流に「チャンスをもらったので、モノにできるように頑張ります」。14日からの広島2連戦(バンテリンドーム)での先発が濃厚だ。

笠原はチェンジアップを武器に18年に20試合6勝4敗の成績を残し、19年に開幕投手の大役をゲット。しかし、開幕後に不整脈の手術を受け、8試合登板で終えた。20年は左脇腹痛で1軍登板なし。今季は2軍スタートだったが、ウエスタン・リーグで15試合4勝4敗1セーブ、防御率3・99の成績を残し、2年ぶりの1軍合流をたぐり寄せた。

また、この日、大野奨太捕手(34)との入れ替えで佐藤優投手(28)が出場選手登録された。7月に1軍昇格したが、2試合登板だけで降格。2軍で27試合、1勝1敗2セーブ、防御率1・35とリリーフとしての安定感を高め、2度目の1軍を手にした。佐藤は「ファームでやってきたことを出すだけです」と、秘めた闘志を口にした。