東海大の安里(あさと)海投手(4年=東海大相模)が、初の完封勝利を挙げた。

9回を122球、被安打5の8奪三振。体力には自信があるが「普通にきついっす」と充実した笑顔だった。

投球フォームを見直し、下半身を強化。磨きをかけてきた直球を中心に組み立て、連打は許さなかった。「1点もあげないつもりで投げていた。ストライク先行でいこうと思っていたので、よかった」と話した。11日の開幕戦は、高杉勝太郎投手(4年=東海大札幌)が完投し1-1の引き分け。同学年の投球に、安里は「完投していたので、今日は自分が完投する気持ちでした」と明かした。

開幕カードは、1勝1分けと負けなし。井尻陽久監督は「安里がよく投げた。2日間、4年生の2人(の投手)が頑張ってくれました」と話した。