東大が6-1のリードを守れず、逆転負けした。

2回1死後、3連打して満塁の好機を築き、1番の宮崎湧外野手(3年=開成)が走者一掃の三塁打して3得点。さらに四球、安打が出て、この回4点をもぎとった。4回にも3安打を集中して2点を加えた。

5回を終わって6-1。今春の法大戦以来の白星が見えた直後、エースの井沢駿介投手(3年=札幌南)が崩れた。6回、四球のあと2ランを浴び、犠飛も許して3失点。7回にも四球から連打を浴び、1点差とされて降板した。リリーフ陣も踏ん張れず、この回一気に9点を失った。

井沢は「前半はストライク先行で、コントロールもよく、いい流れできてたんですが。四球の走者をかえしてから独り相撲をとってしまった」と悔やんだ。井手峻監督(77)は「ちゃんと勝つのは大変なこと。勝てそうとなってからが苦しいんです」と話した。