専大は、打線がつながり開幕戦で勝利を挙げた。8番の南保良太郎外野手(3年=星稜)が、リーグ戦初本塁打を含む3安打3打点とけん引した。斎藤正直監督(61)は「潜在能力がある選手で、いい打者。自分の力で打順を上げるチャンスだと思ってほしい」と話した。

まず0-0で迎えた2回2死二塁、先制の右前打を放った。6回の第3打席では、2死から中前打。さらに8回1死二塁で、内角高め直球を右翼スタンドまで運び2ラン。通算3本塁打で、リーグ戦では初アーチだが「今日はよかったです」と喜びは控えめ。試合後、斎藤監督からは「今日のことは忘れろ」とくぎを刺されており「まだレギュラーに定着していないので、1打席1打席がむしゃらに、食らいついていきたい」と意気込んだ。

星稜ではヤクルト奥川、巨人山瀬らの1学年上。4番として、通算29本塁打を放った。プロ野球に進んだ後輩の活躍はチェックしており「すごいなと思います。結果を見て刺激されて、負けていられないと思っています」と笑顔だった。