ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(37)が、今季限りで退団することが29日、分かった。

バレンティンは20年にヤクルトから加入。移籍1年目の昨季は60試合で9本塁打。今季は2年契約の最終年で、外国人では4人目の通算300本塁打を達成したが、ここまで22試合の出場にとどまっている。

今後は30日のウエスタン・リーグ最終戦、中日戦(タマスタ筑後)に出場した後、チームを離れ近日中に帰国するとみられる。ソフトバンクの来季以降の戦力構想からは外れており、移籍先が見つからない場合は、現役引退も選択肢に入る。

◆ウラディミール・バレンティン 1984年7月2日生まれ、オランダ領キュラソー島出身。マリナーズ、レッズを経て11年ヤクルトに加入し、同年から3年連続本塁打王。13年にはシーズン60本塁打の日本記録を樹立し、MVP獲得。18年打点王。20年にソフトバンクへ移籍。185センチ、100キロ。右投げ右打ち。