巨人2軍が大混戦のイースタン・リーグで2位にすべり込んだ。一時は10連敗を喫し、最下位にも転落した時期もあったが、今季最終戦で勝利し、3連勝。56勝57敗3分け、借金1ながら2位でフィニッシュした。優勝したロッテとは9・5ゲーム差も、3位楽天、4位ヤクルトとはゲーム差で並び、勝率1厘差で上回った。

ドラフト1位ルーキーの平内が4月6日ロッテ戦(ジャイアンツ球場)以来、2度目の先発。3回3安打1失点の投球を見せた。38試合中36試合がリリーフ登板で、慣れない先発のマウンドにも、「リリーフの時と同じ気持ちで、1人1人打ち取ることを意識して投球しました。感覚良く投げられています。コントロールの精度を上げたいです」と振り返った。

4回からは、鍬原、伊藤優、堀岡、古川、大江、谷岡の7人が無失点リレーで締めくくった。打っては、2日の同カードで5安打6打点1本塁打と打ちまくった石川が連日の活躍。5回2死、二、三塁、中越えの2点適時二塁打を放った。4番に座った身長2メートルのルーキー秋広も2安打2打点と勝利に貢献。2年目の菊田も2戦連続猛打賞と成長ぶりを見せている。【小早川宗一郎】