阪神がDeNAを下し、4連勝を飾った。初回に2番中野拓夢内野手(25)、4番大山悠輔内野手(26)の適時打などで4点を奪うと、3回には大山の19号ソロで1点を追加した。

先発青柳晃洋投手(27)は6回6安打2失点でトップタイの11勝目。大事な関東遠征9連戦の初戦を白星で飾った。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

 

--初回はいい流れで攻撃

タクム(中野)がああやってつなげてくれるとね。もちろん1点を取りに行くことももちろんあるしね。でも、チカ(近本)がよく出てくれるんでね。そういうところではタクムが最高の形でつながったというところから広がるんでね。もちろん結果的にユウスケ(大山)が打ってなかったら、それはならないんだけど。ああいう流れを作って、ユウスケでかえしてね。いい攻撃ができたと思います。

--大山は中日戦では悔しい思い

もちろん1年の中では悪かったというのはね。もちろん繰り返すと思うしね。でも、こういう日を多くしようとユウスケも必死に頑張っているんでね。1本、1本を調子上げる1本にしてほしいしね。また、自分の中で「これや!」というのをつかんでくれるようにね。逆方向にもいい感じには振れ出してはいるんでね。そういうのもプラスにしていってもらえればと思います。

--佐藤輝にも1本

いや、まあね。こんだけ打てないっていうのはさすがに、ルーキーとはいえ苦しい思いをずっとしていたと思う。ほんとうれしい顔をしていたんで。個人的にも1本出て良かったと思うし、これをホッとする1本じゃなくて、(大山)ユウスケと同じになっちゃうけど、いいきっかけにしていくように。そういうところではアイツも1本でいいとは思ってないだろうし。また残りの試合の中で、前半戦のようなっていうとアレだけど。感じをつかんでくれたらなと思って使っているんでね。

--佐藤輝は重盗をしかけてもう一点を奪った

そやね。ランナーがやっぱりこううまくやってくれてのことなんで。そこは(小野寺)暖も輝もしっかりやってくれたっていうのがもちろん一番大きいんで。

--青柳は丁寧な投球

まあ、(失点は)勝負いっている中なので仕方がない。立ち上がりはいいリズムで点取った後にしっかり抑えていったというのはやっぱり流れが来るし。できれば1点で抑えてくれたらというのは青柳自身も思っていると思う。あいつも貪欲な部分をしっかりもっているんで。ちょっと連勝で勝って、勝てなかったというふうになっていた。今日みたいなピッチングをどんどんやってくれたら頼もしくなると思う。

--遠征9試合の最初を取った

もちろん、どれも大事な試合になっちゃうんで全部取りに行く気持ちで戦っているんで。でも、まず最初をみんなでこう作れたというのを、明日の流れにね。自分たちを乗せていける1勝にしたいです。