県勢10年ぶりの4強を目指した初出場・有明(熊本)は、左手甲骨折の工(たくみ)修哉投手(3年)が9回に2度、伝令で登場した。ナインは身を引き締め、9回サヨナラ負けのピンチを逃げ切った。

健大高崎の9回の攻撃でエース斉藤遼汰郎投手(3年)が走者一、二塁のピンチを作ると、背番号10の工が伝令のためにマウンドへ。しかし、ピンチは続き8番打者が四球を選び9回2死満塁となった後には、この回2度目の伝令のためタイムをかけ、工がナインに声をかけた。

2度目の伝令後、代打の9番園田をカウント2-2から7球目を見逃し三振。エース斉藤は思わず左手に拳を作り、しゃがみながら絶叫した。