関西5連盟第1代表の佛教大（京滋大学）が序盤の猛攻に遭い、8回途中の降雨コールド負けを喫した。

先発の木下隆也投手（4年＝奈良大付）が立ち上がりにつかまった。1回1死一、三塁。4番の嘉数尊外野手（4年＝興南）に内角速球を痛打され、左翼に痛恨の先制3ランを浴びた。2回も立て直せず、4安打を集中されるなど4失点。2回途中7失点KOで、ワンサイドゲームに持ち込まれた。木下は「粘れなかった僕の責任。今日の恥ずかしい、悔しさを忘れることなく、次のステージで生かさないといけない。相手が数段上。勝負できる球が自分のなかでなかった」と振り返った。田原完行監督（61）は「落ち着く間もなく、向こうの打者陣は素晴らしく、ウチの先発が地に足がついていない状態で徹底的にいかれた。（攻撃も）なかなかうまくいかず力不足を痛感しました」と振り返った。全日本大学野球で19年に準優勝の強豪。プロ注目右腕の木村光投手（3年＝奈良大付）を擁するチームは来季、リベンジを期す。