キータがマッチョマンに認められた? オリックス来田涼斗外野手(19)が3日、大阪・舞洲の球団施設で行われた契約更改交渉で、300万円アップの年俸800万円でサインした。

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更改済みの球団新人では唯一のアップ査定で「毎日が充実した野球生活。入団した際は不安の方が多かった。試合を積んで自信に繋がってきた」と振り返った。

プロ入り初のオフシーズンは“師匠”と特訓するプランを明かした。2年連続首位打者の吉田正尚が、後半戦開始直前の京セラドーム大阪で「(自主トレを)一緒にやるか?」と声を掛けた。来田は「僕から頼もうとしていたので、本当にうれしかった。ぜひお願いします! と返事しました」と笑顔を見せた。

新人年は23試合に出場し、打率2割1分1厘、2本塁打、8打点の成績。プロ初昇格した7月13日の日本ハム戦(釧路)では高卒新人で史上初となる初打席初球初本塁打をマークする衝撃デビューを飾った。

ただ、ポストシーズンは出場選手メンバーから漏れ、唇をかんだ。高知で秋季キャンプに臨み「確実性を上げていきたい。来季は開幕スタメンを目標に頑張っていきたい」。全試合テレビ越しに見て「熱い試合ばかりで刺激になった。次は自分があの舞台に立てるように、練習を続けていきたい」と胸に誓った。

10月20日の日本シリーズ第1戦で9回に吉田正が劇的サヨナラヒットを放つと「部屋で…1人で叫んでいました(笑い)。毎試合のようにヒットを打っている、波のない選手。自分も底上げして、戦っていける準備がしたい」。22年も熱が帯びる。【真柴健】(金額は推定)

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