DeNAは20日、飯塚悟史投手(25)と笠井崇正投手(27)が現役を引退すると発表した。両者ともに球団職員としてDeNAに残る。

飯塚は日本文理高(新潟)で3度甲子園出場。2年秋には明治神宮大会で3本塁打を放つなど、投打で注目された。14年ドラフト7位でDeNAに入団。通算成績は23試合で2勝10敗0セーブ、防御率5・29。昨年と今年は1軍登板がなく、8月には右肘のクリーニング手術を受けた。9月には長男が誕生していた。

笠井は旭川西高(北海道)から早大-BCリーグ・信濃をへて、16年育成ドラフト1位でDeNAに入団した。早大時代には野球部を2日で退部し、硬式野球サークルでプレー。野球の授業で谷沢健一さんに見いだされた変わり種だ。プロでは通算20試合で0勝0敗0セーブ、防御率5・93だった。

両者ともに8日の12球団合同トライアウトを受験。飯塚は左前打、右前打、三振で最速144キロ。笠井は一ゴロ、遊飛、三振で最速は146キロだった。

飯塚、笠井は球団を通じ、以下のコメントを発表した。

◆飯塚 このたび今シーズン限りで現役引退することを決断いたしました。ベイスターズで7年間かけがえのない時間を過ごさせて頂きました。

満足のできる成績を残す事ができませんでしたが、初登板時の興奮や初勝利の喜び、何よりファンの皆様の声援はずっと僕の心の中に残っています。高卒で入団し右も左も分からない自分をここまで成長させていただき、また素晴らしい環境で最高のチームメート、トレーナーさんや裏方の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてベイスターズファンの皆様こんな自分を応援していただきありがとうございました。これからの第2の人生も温かく見守って頂けたらと思います。

最後になりますが、自分に携わっていただいた皆様のおかげで幸せな野球人生を送ることができました。ありがとうございました。

◆笠井 私、笠井崇正は今季限りで引退することを決断いたしました。5年間1軍で活躍するために日々を過ごし、取り組み続けられたことで、自分自身、納得感を持って競技スポーツとしての野球から離れられます。

20年弱野球をやってきて、その間に出会った全ての方々が良くも悪くも僕の野球人生を共に作ってくれたと思います。1軍でプレーできた期間はわずかでしたが、ファンの皆様が僕に期待して多くの声援を送って

くれたことは忘れません。

この場を借りて改めて感謝を伝えさせてください。野球を通して出会った全ての方々、ベイスターズファンの皆様、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!!