ソフトバンク松田宣浩内野手（38）が21日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、18年オフの和田に並ぶ球団史上最高の減俸額となる3億円ダウンの年俸1億5000万円の単年契約を結んだ。減額制限（40％）を大幅に超える約67％のダウン提示を受け入れ「もっとできると思っています。来シーズンはこの悔しさを胸にバットを振っていきたい」と、雪辱を誓った。

2年契約の最終年だった今季は、115試合に出場し、打率2割3分4厘、14本塁打、47打点。終盤は22歳のリチャードにスタメンを譲ることも多かった。14年以来7年ぶりに規定打席にも到達せず。2000安打と1000打点まで残り189安打、16打点に迫っており「1つずつクリアしていくことがモチベーションになるし、やりがいを感じる。すぐに届かない数字ではあるけど、必ずその目標のためにという強い思いを持ってこれからやっていきたい」と、公式戦では10年以来となる一塁挑戦への意欲も示した。

来季はプロ17年目で39歳を迎える野手最年長。「体は痛いところもないので、しっかり今まで通り臨んでやればいい。ずっと野球選手でいたい思いはあるので、とにかく自分のことをしっかり考えて、来シーズン以降もやっていけばもっと伸びると思っています」と、気合を入れた。（金額は推定）