身長2メートルの「メガゴジラ」が「気合」で「0・1トン」へ進化を遂げた。巨人秋広優人内野手(19)は今オフの目標の1つに体重100キロを掲げていたが、キャンプイン直前の現在は101キロとクリア。「スイングした感じも、すごい疲れも取れていい感じにできてるなと思います」とスケールアップを実感している。

中田に弟子入りした沖縄・石垣島自主トレでは「食トレ」にも励んだ。師匠のサポートで朝昼晩で計9合の白米をかき込んだ。肉類などもあったが、最強のご飯のお供は「気合っすね、気合がおかずっす」。プロ1年目の昨季はすべてが初体験なのもあり、春季キャンプ中から体重が減った。今季は初日から1軍メンバーとなったが「疲れとかで一食の量はあんまりとれないと思う」と補食で0・1トンの維持に努める。

スケールアップしたのはボディーだけではない。中田との自主トレではロングティーに時間を割き、打球の質を意識するように助言された。「スピンというかドライブしない、真っすぐ上がっていくような打球。去年は飛距離を飛ばす方に力を入れてやっていたんですけど、しっかりボールを捉えないといい質の打球っていうのは飛ばない」。力任せでなくミート力で打球をとらえる感覚を染み込ませた。

「筋力も多少増えてると思うし、すごい…スイングスピードは速くなってるのかなと思いますね。いい練習ができてるのかなと思います」とうなずいた。

【関連記事】巨人ニュース一覧

本職は内野手だが、外野手用のグラブもキャンプに持参する。「若さっていうところとフルスイングは求められてる部分だと思うので、しっかりアピールできるように」。新番号55を背に、昨季1打数無安打に終わった「メガゴジラ」の進撃が始まる。