道産子エースが飛躍を誓った。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕で、東都大学野球2部の専大・菊地吏玖(りく)投手(3年=札幌大谷)が1日、オンラインで取材に応じた。

【一覧】専大松戸・苅部力翔、岡本陸らが入学 専大が新入生20人発表

2年秋には2部リーグながら、29回1/3を投げ防御率トップの0・31(失点2、自点1)と驚異的な数字を残した。ドラフトイヤーへの意気込みを「プロ野球選手になることが目標で、ドラフト1位を目指しています。そのためにも春のリーグ戦が勝負。防御率0・00を目指しています」と力を込めた。

昨秋は左脇腹痛の影響で4イニングの登板に終わった。患部は順調に回復し、自主練習期間中の現在はキャッチボールやトレーニングで調整している。今月中にもブルペンでの立ち投げを開始する予定だ。

北海道苫小牧市出身。高校卒業まで過ごした北の大地は大好きな場所だ。魅力は「食べ物がおいしい」ところ。帰省したら必ず食べに行くスープカレーと、すしが好物だ。好きなすしネタは「まぐろ、サーモン、しめサバ。サバは父親が『サバに始まりサバに終わる』って言うくらい好きなので、食べてみたらおいしかったんです」と、通な一面ものぞかせた。