オリックス中嶋聡監督(52)が宮崎春季キャンプ最終日に代表取材に応じた。

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「調整自体は、ある程度進んだかと思います。みんな順調にゆっくり仕上がってきている」

連覇&日本一を狙う指揮官は「課題はいろいろありますけど、全ては言いません!」とハッキリと宣言。開幕投手についての質問が飛ぶと「え、言わなきゃいけないんですか? 言いません!」とニヤリと笑った。

キャンプ総括をお願いされた指揮官は「その答えはシーズンが始まったり、何年後とかでもあるので、総括はできない」と視線を前にやった。期待のドラフト1位椋木蓮投手(22=東北福祉大)は左脇腹痛で離脱中。中嶋監督は「期待度はあった。見てみたかったなと思います」と残念そうな表情を浮かべた。

今季から延長戦が再開する方針が示されており、指揮官は延長戦について「不安しかないです。万全だと言う人がいましたら、教えてください。9回同点であと3イニングあります。万全です、うちは、というチームがあれば教えて欲しい。僕は不安です」と頭を悩ませた。

昨季に日本シリーズ進出を決めた11月12日ロッテとのCSファイナルでは、1点を追う9回無死一、二塁。途中出場の小田が“サヨナラバスター”を決めた。中嶋監督は「固定観念のない、臨機応変な野球。全てに対応できるような野球をしていきたいと思います」。

22年も指揮官の奇策に、ドキドキが止まらない。【真柴健】