DeNAが、開幕カードで対戦する広島を相手にキャンプ中の練習試合を含め4連勝を飾った。初戦から6-4、8-2、9-1、7-2と計30-9と圧倒。三浦監督は「練習試合の初戦で言いましたけど、今年は違うんだというところを見せる、見せなきゃいけないと。選手も強い気持ちを持ってやってくれています」と目を細めた。

変化が詰まった勝ち方だった。4点リードの4回、細川の二塁打から神里が進塁打となる一ゴロで1死三塁。ルーキー梶原のオープン戦初の適時打で追加点を挙げた。7回にも無死二塁から山本が進塁打となる二ゴロで演出し、知野の犠飛で得点を重ねた。三浦監督は「違うというところは見せられたかなと思いますけど、変わり続けないと」と引き締めた。

「役者」も順調な調整を示した。宮崎は4戦連続安打となる左前適時打。オープン戦7打数5安打4打点と好調で、4番牧もマルチ安打、ソトは先制の2点適時二塁打で打線を勢いづけた。外国人選手もそろわなかった昨年は、開幕カード2敗1分けが響き、10試合を終えて2勝6敗2分けとダッシュに失敗。三浦監督は「やってきたことができつつあるなと。満足することなく、もっともっと上を目指していく」。“新番長野球”を浸透させる。【久保賢吾】