今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕、専大・菊地吏玖投手(3年=札幌大谷)が今年初の対外試合に登板。

昨秋都市対抗王者の東京ガス打線相手に、3回1安打1与四球2奪三振で無失点と好投した。

この日は2球団のスカウトが視察。最速144キロの直球を中心に、ツーシーム、カーブ、スライダー、フォークと多くの球種を使い、相手を翻弄(ほんろう)した。菊地は「初試合ということもあって力みましたが、それでも大崩れしないのが自分の持ち味です。昨年優勝された東京ガスさん相手にそれが出来た。自信になります」と力強く話した。

斉藤正直監督(61)は「球の力はもちろん、制球のいい投手です。コロナ禍の影響で紅白戦が出来ず、実戦は1カ所打撃で1度登板したくらいだったんです。それを考えると、上出来だったと思いますよ」と振り返った。

▽広島・尾形佳紀スカウト(菊地の投球について)「良かったと思います。いろんな球種を使えるので、投球がうまいですよね。これからどんどん良くなっていくと思います」