無敵のエースが球団新記録を打ち立てた。オリックス山本由伸投手(23)が7回9安打2失点の粘投で、今季3勝目をつかんだ。

これでレギュラーシーズン自身18連勝を記録。これまでは70~71年の足立光宏が記録した17連勝が球団記録だったが、昨年5月28日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)から負けなしの男が球団記録を塗り替えた。

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暗雲を吹き飛ばすピッチングだった。チームでは伏見、宗、頓宮、黒木、小木田の5選手が新型コロナウイルスに感染し、隔離療養中。エースの粘投で、苦しむチームの連敗を止め、借金2。今季初の登板間隔中6日で122球を投じた背番号18が、チームを建て直した。

 

▽18連勝のオリックス山本由伸 「内容としては最悪です。野手の方に守って頂き、本当に助けてもらいました。風も、調子自体もイマイチつかみきれず…。工夫しながら投げました。今日みたいな1勝もある。野手に助けてもらって全員で勝ち取っている勝利は、うれしさがあります」

 

▼山本が昨年5月28日ヤクルト戦から18連勝。シーズンをまたいだケースを含む18連勝以上は12~13年田中(楽天)の28連勝以来7人目で、オリックスでは70~71年足立の17連勝を抜く新記録。山本はすべて先発で記録し、オール先発白星の18連勝は田中に次いで2人目だ。この日は9安打されたが、得点圏では無安打。これで今季の得点圏は13打数0安打となり、まだ安打を許していない。18連勝中の得点圏被打率が9分4厘(85打数8安打)と、山本がピンチに強い投球で連勝を伸ばしている。

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