BC新潟は16日のホーム群馬戦(エコスタ)に向け、15日、長岡市内で練習した。頼れる4番打者、熊谷航内野手(23)は室内練習場で鋭いスイングを見せていた。昨季はリーグ5位タイの49打点をマークした主軸も、今季はここまで開幕戦から2試合(9、10日=信濃戦)、7打数無安打なだけに、ホームスタジアムからの大暴れをもくろむ。

熊谷は打撃練習の途中で上着を1枚、脱いだ。群馬戦に燃える心は、全身を一気に温めていった。「1点の重みを打席の中で感じて打ちたい」。昨季は打率2割9分5厘で7本塁打、打点49。今季は本塁打10本以上、打点60以上を目標に置いている。「1週間の調整でだいぶ、いい感じに仕上がっている」と手応えを話した。

オープン戦最終の福島戦で3本の二塁打を放つなど好調のまま、シーズン開幕に臨んだ。それが裏目に出て、開幕2試合は「力んでしまった」。しかし今はベンチプレス145キロのパワーに余分な力は入っていない。オフに体重100キロから10キロ減量した。実家のある東京都内での大型トラックの荷降ろしのアルバイトでパワーを損なわずに体重を落とした。「NPBへ今年が勝負。あとはない、という感じでやる」。パワーヒッター熊谷の勝負のシーズンは始まったばかりだ。【涌井幹雄】