巨人菅野智之投手が右肘の違和感で出場選手登録を抹消されることが決まった。

先発した29日阪神戦は序盤から直球が走らず、140キロ台中盤にとどまった。変化球も本来の軌道とはならず、苦しい投球を強いられた。試合中に自ら首脳陣へ伝え、今季最短の3回2失点、64球で降板し3敗目を喫した。桑田投手チーフコーチは「痛みとか故障ではなく、違和感があるということ。始まったばかりなので、大事に至らないようにするためにも1回抹消する」と説明した。

開幕から2連勝も出力が上がってこない。8日ヤクルト戦で打球が右足部外側を直撃し、4回0/3 4失点で降板。診断は打撲で大事には至らなかったが、続く15日阪神戦は6回1/3を6安打2失点と連続黒星となった。この日も3回2死一塁で佐藤輝に内角高め要求の直球がシュート回転して内に入ったところを先制2ランされた。悔しさを押し殺したエースは「先発の役割を果たせるように次回登板に向けてしっかり調整をしていきます」と言った。【為田聡史】

【ニッカン式スコア】29日の巨人-阪神戦詳細スコアはコチラー>