伝統の早慶戦で慶大が連勝し、勝ち点を3に伸ばして2位でリーグ全日程を終えた。早慶戦での2戦2勝は、17年秋以来。この日も1万8000人の観客の前でプレーし、堀井哲也監督(60)は「選手はいい環境で、いいゲームができました」と感謝した。

1-1で迎えた5回無死一、二塁。4番の萩尾匡也(まさや)外野手(4年=文徳)が、2球目132キロの変化球を左手1本で左翼ポール際まで飛ばし、勝ち越しの3ランとした。3試合連発の今春第5号に「いいバッティングか、といったらクエスチョンマークがつくけど、打てるボールを思い切っていけました」と振り返った。

外丸東真投手(1年=前橋育英)は初の早慶戦先発で、6回を62球、被安打4の無失点と試合をつくった。4試合目の先発で初勝利を挙げ、堀井監督は「1年生とは思えない、落ち着いた見事な投球で非常によかった」と評価していた。