東海大北海道(札幌学生)は佛教大(京滋大学)に完封負けを喫した。

背番号18の右腕、登坂真大投手(3年=札幌光星)が先発。4回まで毎回得点圏に走者を背負いながらも、粘りの投球で無失点を続けた。5回から2イニング連続で3者凡退に抑えたが、7回につかまった。

先頭打者を内野安打で出塁をさせると、続く2番田中颯翔二塁手(4年=天理)に右中間へ先制の適時二塁打を献上。続く3番七條太一三塁手(2年=文徳)に右前打を打たれ、無死一、三塁のピンチを招いたところで降板となった。この日の最速は148キロ。7回途中121球を投げ8安打3失点に「序盤から球数が多くて、立て直せなかったのが後半に引きずった」と話した。

打線は5回1死満塁のチャンスをつくるも、8番竹内大介捕手(4年=東海大市原望洋)、佐藤豪紀二塁手(4年=東海大高輪台)が連続三振。7回にも1死満塁の好機をつくるが、佐藤豪が遊撃併殺打に倒れ無得点だった。

この日4打数無安打だった相馬大河主将(4年=東海大札幌)は「得点圏まではつなげていたが、そこで1本出なかったのが今日の負けの要因かなと思う。個人的には2試合通じてヒットが1本も出なかったので、自分の責任でもある」と唇をかんだ。

2-0で勝利した7日の環太平洋大戦(中国地区)では左腕の渡部雄大投手(4年=東海大甲府)が大学選手権で史上7人目となるノーヒットノーランを達成。登坂は「さすが4年生だなと感じましたし、僕も上に行けるように頑張らないといけないと感じた。まずはもう1回、この神宮の地に立てるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。

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