ベスト・ファーザー賞in関西の授賞式が10日、大阪市内のホテルで行われ、スポーツ部門は、元プロ野球阪神タイガース投手の岩田稔氏(38=日刊スポーツ評論家)が受賞した。

大阪・守口市出身の岩田氏は、06年シーズンから16年にわたり阪神ひと筋で、昨季限りで引退した。1型糖尿病を抱えながらの熱投は、多くの人に勇気を与えてきた。

3人の子どもの父でもある岩田は「最高です! このような名誉な賞をいただいて、このひと言しか浮かびませんでした」。父親として「現役時代は家を空けることが多く妻、子どもに迷惑もかけてきた。引退してからは家にいる時間も長い。現役時代にはできなかった、父親らしいことをやっていこうと思っています」と宣言した。