中日は21日、育成選手として契約したペドロ・レビーラ内野手（23）の入団会見をバンテリンドーム内で行った。直近のキューバナショナルリーグで74試合に出場し、26本塁打でタイトルを獲得した長距離砲。「自分の特徴はパワー。（バンテリンドームは）確かに広いけど、しっかり準備して、チームの勝利に貢献できるホームランが打てるようになりたい」と意気込みを明かした。「理想はデスパイネ選手」。同じキューバ出身で、ソフトバンクで活躍するパワーヒッターを目標に掲げた。

会見に同席した立浪和義監督（52）は「キューバに長距離砲がいると聞き、ホームラン競争の映像を見た。インパクトが強く、非常にいいスイングをしていたので、何とか日本に来られないかとお願いした」と獲得経緯を説明。「まだ何とも言えないが、できれば今年（中に）少しでも1軍でと思っている」。得点力アップを期待できる大砲候補だけに、日本野球への早期対応力発揮を願っていた。

◆ペドロ・レビーラ　1999年3月23日生まれ、キューバ共和国出身。キューバのナショナルリーグでは、グアンタモアに所属。21～22年シーズンは74試合に出場し、打率3割1分3厘、26本塁打、55打点。一塁手兼捕手。175センチ、100キロ。右投げ右打ち。中日での背番号は212。