日本ハムは先発の吉田輝星投手(21)が3回4安打3失点で降板。打線も2得点しか奪えず、4カード連続の負け越しで、借金は今季ワースト19となった。

新庄剛志監督(50)は試合後、吉田を再びブルペン要員にすること、26打数連続凡退の万波を2軍降格させることなどを明かした。

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-吉田は今回も5回までもたず

「この後の先発は今は考えていないかな。中継ぎでいく方が、投球のダイナミックさというか、勢いはありますよね。今日はその感じで1回からやってほしかったとは思います」

-日にちを空けて中継ぎに

「加藤君がああいう状態(腰痛で抹消)だから、吉田君にいってもらって。こういうのはチャンスだし、どういう投球をするのかなと思っていたんですけど…。今日の投球だったら打たせて取らないといけない。配球の工夫はしてほしかったかな。中継ぎのときは、勢いでファウルを打たせてからのフォークとかポップフライ(で打ち取る)。どっちかを、これから自分のサバイブ(生き残る武器)を見つけていかないといけない時期かなと思います。自分が『これだ』というものを打者にしろ投手にしろ続けていって、何カ月後かにその成果を待つ。何かを個人個人で見つけていかないと、プロの世界は甘くないので。成果が出たら、楽しいじゃないですか。楽しいイメージを持ちながら毎日やっていかないと続かないので」

-西武エンスを打ち崩せなかった

「タイミングが取りづらいというか、テンポがいいですよね。真っすぐ、真っすぐファウルで。それでチェンジアップでタイミングを狂わされて、ちょっと泳がされ気味のファウル。また真っすぐで詰まって、みたいな。パターンはけっこう同じなんですけど、こっちは工夫してそのパターンを読んで、ファウルせずに打ち返すようになれば完璧でしょ。まあまあ難しいんですけどね」

-万波は苦しんでいる

「ちょっと1回ボス組(2軍)でガンガン、ランニングさせたり、打席に立たせたり、そういうのもありかなって。ちょっと迷いがある。迷いがある人はいらないから。試合には出させたくない。試合に出たくてうずうずしている選手はたくさんいると思うし。だから結果はそんなに出ていないんですけど、木村君の打席はなんかは、ちょっと期待を持てるというか。しっかりスイングをして、迷いがないのは魅力。なにか明日やってくれそうだな、と。そういう打者にみんながなってほしい。まずは結果よりも、次何かやってくれそうな雰囲気、オーラを持った選手が増えて欲しい」

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