ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。

まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間に39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。

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今や貫禄十分のヤクルト村上も、初々しい日々があった。3日から復帰予定のつば九郎が、7月初旬のインタビューで明かしてくれた。まだバレンティンが在籍したころ、青木、村上の4人で遠征先で食事をしたという。

つば九郎 まだむらかみが、えんりょしているころ。じぶんはもっとたべたいのに、なんかかしこまっちゃって。みんながたべないんだったらいいや、みたいに。でもほんとうは、もうちょっとおにくたべたいな…というとき、とんとんって、ぼくをたたいてきた。それでぼくがおかわりしたら「ぼくもおかわり!」って。

先輩との席で自ら「おかわり」するのがためらわれたのか、つば九郎におかわりをさせて、それに便乗する形をとったという。

つば九郎 あいこんたくとで「ありがとうございます」みたいなかんじで。まだ、むらかみがみせいねんだったころのはなし。いまはすごいだろうな。なんでもたのめるんだろうなあ。

すっかり頼もしくなった今、一緒に“ぱとろーる”したらどうなるか…ちょっぴり楽しみにしている様子だった。【鈴木正章】

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