ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、プロ野球新記録となる5打席連続本塁打を放った。まずは1回2死、中日柳から右翼席上段へ38号ソロを放ち4打数連続の日本記録に並ぶと、3回1死一塁、同じく柳から左中間にシーズン自己最多タイとなる39号2ランを放り込んだ。7月31日の阪神戦(甲子園)での3打席連続本塁打から2試合にまたがっての5打数連発を達成。プロ入り5年目、熊本出身の若きスラッガーが、球史にその名を深く刻んだ。

▼村上が7月31日阪神戦の第3打席から5打席連続本塁打のプロ野球新記録。これまで連続本塁打の記録は20人、21度がマークした4打数、四死球を挟まない連続打席では13人の4打席で、村上が「打数」と「打席」の両方を更新した。30日からの本塁打は1本→3本→2本の合計6本となり、3試合以内で6本の固め打ちは16年7月筒香(DeNA)以来8人目だ。これで村上は早くも昨年に並ぶ自己最多の39本塁打。40本の最年少記録は63年王(巨人)85年秋山(西武)の23歳シーズンで、40本の最速記録は66、67年王、85年バース(阪神)のチーム97試合目。現在、22歳でチーム95試合目の村上が40本の最年少と最速記録を狙う。