楽天辰己涼介外野手(25)が、チームの窮地を救った。

2点を追う7回無死二塁。フルカウントから西武エンスの甘く入った133キロカットボールを強振。弾丸ライナーで打球を右翼席最前列へ運んだ。同点となる8号2ラン。「流れが悪かったので1発を狙おうと思って打ちました。打てて良かったです」。終盤の逆転勝ちへのムードを作った。

後輩たちの姿に刺激をもらった。母校の社(兵庫)が、夏の甲子園初出場。この日の第2試合で5-7で敗れた。「最後まであきらめない姿がかっこよくて感動したので、楽天イーグルスも諦めずに勝てて良かったです」と笑顔を見せた。

前日13日には貯金が消滅。最大貯金18から0となる史上初の屈辱を味わった。「首脳陣の方もちょっと暗い顔していたので、なんとか今日はファンのみなさまにも勝ちを届けたいというふうに思って、気合でみんな頑張りました。今日負けていたらやばかったので、勝てたことを次の週に生かしていけるように頑張っていきます」と前を向いた。

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