左アレルギーに苦しんでいた阪神打線が初回に得点を奪い連敗を阻止。借金を2に減らした。

中日先発左腕の小笠原に対し、初回から積極的だった。先頭の中野拓夢内野手(26)が内野安打で出塁。約2年ぶりに2番に座った近本光司外野手(27)が中前打で一、三塁とチャンスを広げ、好調のメル・ロハス・ジュニア外野手(32)が初球を強振。先制の適時左前打を放った。打線の勢いは止まらず、1死一、二塁では大山悠輔内野手(27)が遊撃強襲の適時内野安打を放つなど、一気に3点を奪った。さらに、8回1死満塁では、梅野隆太郎捕手(31)が2番手根尾から押し出し四球を選ぶなど、2点を追加した。

投げては先発藤浪晋太郎投手(28)が7回5安打1失点、7奪三振の好投。1428日ぶりに中日から勝ち星をつかみ、今季2勝目をあげた。3回1死一、二塁では阿部に適時打を許し1点を失ったが、崩れなかった。2点リードの5回には2死から岡林に右翼フェンス直撃の三塁打を浴び、ピンチを招いたが、最後は大島を二ゴロに仕留めて踏ん張った。

チームは対戦相手の左投手に対し、10連敗を喫していた。それでも単打で打線をつなぎ、左アレルギーから抜け出した。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>