専大が3年生コンビの躍動で、開幕4連勝を決めた。先発の西舘昂汰投手(3年=筑陽学園)が、9回4安打無失点でリーグ戦初の完封勝利を記録。先発としても初勝利を挙げ「終盤は疲れていましたが、監督さんに『気迫で投げろ』と。その通りに投げました」と明るく振り返った。

最速149キロ右腕は、フォークなど5球種の変化球を駆使。試合後はチームメートがウイニングボールを紛失したため、初完封の記念ボールを手に入れられなかった。それでも「また完封を決めます」と笑顔で話した。

2回無死から5番の山本健斗外野手(3年=松商学園)が放ったソロ本塁打の1点が勝利につながった。リーグ戦初本塁打だった山本は「内側からボールをたたくイメージで打席に立っています。その意識が結果につながった。自信になります」とうなずいた。

2人の活躍に斎藤正直監督(62)は「期待通りの活躍をしてくれています。3年生が明るく元気よくやってくれれば、おのずと勝機は見えてくる。今日の2人はその代表例で頑張ってくれました」とたたえた。