8月中旬の新型コロナ感染から復帰後、初の実戦となった先発ジョー・ガンケル投手(30)が、3回4失点で再始動した。

その後も投手陣はソフトバンク3軍打線に打ち込まれ、計6本塁打を浴び14失点を喫した。

打線は5回2死一、二塁、代打前川右京外野手(19)が右前適時打。上半身のコンディション不良から復帰後、2日連続でタイムリーを放った。

4番井上広大外野手(21)も負けじと6回1死一、三塁で中堅スコアボードを越える特大の1発を放った。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

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-井上が特大の本塁打

「風がフォローであったとはいえ、昨日といい今日といい、やっぱりいい角度で(打球が)上がっていって、良いスイングしてるんでホームランになっていると思う。昨日も言ったように、前川が帰ってきてヒット打って、こういうチーム内の(争い)。外野は小野寺、豊田がいて高山、板山もいるんだし。そのへんの競争。やっぱりソフトバンクさん見てて、こうやってダメだったら3軍いかされるんだもん。そういう環境の厳しさはこの2試合でいい勉強になったな」

-前川は2試合連続で活躍

「全然問題ないね。やっぱり初球から振っていくし、(8回は凡退したが)あのライトフライも紙一重やん、内容がいいもん。守りにはまだ就かせられないけど、明後日からの公式戦もいいところで使いたいな。使うタイミングあればね」

-ガンケルが復帰

「まだコロナ明けで本来のコントロール、球のスピードというのはなかったけど。こうやって3イニング43球かな。ホームラン打たれたりしたところが逆に良かったんじゃないかな。まだまだ彼は本来(の投球)じゃない」

-小幡が昇格

「一番の状態で上がったので。これは楽しみにしてるし、こうやって誰が1軍に呼ばれるか分からないんだから。若い選手たちにもまだチャンスはあるので、しっかり結果を残さないとね、ファームでね」

-北條が全体練習に復帰。今後は

「明日から全部メニュー入るんじゃない。足の選手じゃないのに、ふくらはぎやるなんて。普通1カ月かかるのに、2週間くらいで治るなんてね、早すぎる言うて。もうちょっとゆっくりしてくれや、言うてたんや(笑い)」