阪神が粘り強い戦いで逆転勝ちした。

先発伊藤将司投手(26)が1回に2点を先制されたが、その裏、大山悠輔内野手(27)の適時打などで同点。5回に勝ち越されたが、その裏再び同点に追いついた。さらに、6回に2番手カイル・ケラー投手(29)が1点を失った直後に粘りを見せた。6回1死一、二塁の好機を作ると、梅野隆太郎捕手(30)が右中間を破る適時2点三塁打で逆転。さらに代打ジェフリー・マルテ内野手(31)の中犠飛で追加点を奪った。

7回に1点差に迫られたが、継投で逃げ切った。この試合に敗れると、今季の優勝の可能性が消滅していた。また、広島に同率3位に並ばれるピンチでもあった。正念場の試合で、失点直後に3たび得点する粘り腰を見せ、見事に眼下のライバルを退けた。