西武が厳しい状況に追い込まれた。

首位ソフトバンクとの3連戦で痛すぎる3連敗。歴史的な混パの行方を左右する天王山で惨敗した。残り10試合。首位とのゲーム差は3に拡大した。

辻監督は言った。

「最低でも1つ勝ちたかった。今日は勝たなきゃというのがあったけど、負けたんだからしょうがないよ。選手はみんな頑張ってるし、緊張した部分は感じない。あと10個でしょ。もう1試合1試合、全部勝つぐらいの気持ち。その気持ちだけはしっかり持って最後まで戦う」

初回の失点が重すぎた。ルーキー隅田に先発を託したが、打者一巡の猛攻を浴びて、いきなり5失点を喫した。打線は石川の前に7回途中まで8安打を浴びせるも、1得点止まり。8回には2番手宮川が1点を失って、跳ね返す力はなかった。これで9月は3勝8敗。4位楽天にも0・5ゲーム差に迫られた。

勝率で並んだ時、最優先に考慮されるのは直接対決の成績。それもソフトバンクには負け越しが決まっている。まさに窮地。一戦必勝の強い覚悟で残りを戦うが、指揮官は「開き直らないよ。普段通り、一生懸命」とも同時に強調した。【上田悠太】

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