阪神江越大賀外野手(29)が、劇的なサヨナラ弾を放った。
3点ビハインドの9回。ドラフト4位前川右京外野手(19)が2号ソロアーチを放ち、2点差。その後、2死一、二塁とし、江越が左中間へ豪快な4号3ランを決めた。
「打席が久しぶりすぎたので、とりあえず振って、初球からいってタイミングを合わせようと思っていました」と打席を振り返った。
江越は前日15日に出場選手登録を抹消され、この日2軍に合流したばかりだった。
「大事な試合ですし、自分としても抹消されて初日だったので、何とか必死に、もう1回、上(1軍)を目指す気持ちでやっていたというか。その気持ちが伝わったかなと思います」。 この日はスタメンから外れ8回から代走で途中出場。勝利を決めた一打には男の意地が詰まっていた。
ウエスタン・リーグ連覇を目指す阪神は、17日のソフトバンク戦で引き分けならマジック6、勝利で同5が点灯する。