侍ジャパン栗山英樹監督(61)が視察した。試合前に両チーム監督、代表候補らと言葉を交わしたが、DeNA石井琢朗野手総合コーチ(52)とも話し込んだ。「セ・リーグに関しては、本当にタクはいろんなものを見てきてる。いくつか疑問があった中で、『個人的な意見を聞かせてくれ』という話をした。現役時代から、タクとはいろんな話をしてきたんで」。

同コーチは、現役と指導者時代を合わせ、DeNA、広島、ヤクルト、巨人の4球団を知る。「例えば、セの抑えピッチャー、どう見えてるとか」と、セの現場を知り尽くす同コーチの意見を求めた。

11月の強化試合のメンバーは決めていない。当初、野手は来年3月の本戦へ向け、一定の方向性を出して臨むつもりだったが「ギリギリまで引っ張った方がいいかな」と11月の4試合を選考の場とすることも考えている。最強布陣を敷くために妥協しない。その判断材料の1つとして、石井コーチにロックオンした。