オリックスが山本由伸投手(24)の快投で、ソフトバンクとの3連戦初戦を制した。山本は今季2度目の完封で14勝目。6連勝中だった首位チームを手玉にとった。

エースらしく結果を出した。直球、変化球とも丁寧に低めに集め、長打を封じた。4安打はすべて単打。四球も初回先頭に出した1個だけ。三振は7。得点圏に走者を進められたのも初回の2死三塁だけだった。114球で9回を投げきった。バックも堅守でもり立てた。

中川圭太外野手(26)が初回に先制の7号ソロ。3回には4番頓宮裕真捕手(25)の中犠飛で2点目。序盤からエースの背中を押した。

オリックスは会心の勝利でゲーム差を2に詰め、逆転Vへ望みを残した。また、対ソフトバンクの対戦成績を13勝10敗として勝ち越しを決めた。最終的に勝率、勝利数で並んだ場合、当該対戦で上回っている方が上位になる。その意味でも大きな1勝だった。

【ニッカン式スコア】17日のオリックス-ソフトバンク戦詳細スコア