首位ソフトバンクが今季16度目の完封負けを喫した。連勝は6でストップし、優勝マジックは9のまま変わらず。オリックス山本の前に、打線が9回4安打無得点と沈黙した。藤本博史監督(58)は開口一番に「完敗です」と、潔く敗戦を認めた。

0-1の3回無死で、8番柳町が中前打。この試合唯一の先頭打者だったが、続く9番甲斐のバントが痛恨の投前併殺打となった。指揮官は「チャンスもつくれなかった。甲斐君のバント失敗はあったけど、(好機は)あの1回やね。そこだけです。相手ピッチャーが良かったらそう簡単には打てない。特にエースがいいピッチングしたら打てない」。昨季3完封を許した天敵右腕を打ち崩せず、あっさり14勝目を献上。2位オリックスとの直接対決3連戦の初戦を落とし、2ゲーム差に迫られた。

エースに負けたら、エースでやり返す。18日の同戦、ソフトバンクは千賀が先発マウンドに上がる。6回2失点で10勝目を挙げた前回11日に続き、同じ球場、同じカードでの登板だ。「同じことをしていけばいいというわけではない。いろいろやりながら、チームに勝ちを持ってこられたら」と意気込み、最終調整を終えた。藤本監督も「明日(18日)は千賀君が今日の山本君のようなピッチングをしてくれることを期待します」とゲキを飛ばした。一夜明けて、借りを返す。【只松憲】

○…千賀が18日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する。6回2失点で10勝目を挙げた前回11日に続き、同じ球場、同じカードでの登板に「同じことをしていけばいいというわけではない。いろいろやりながら、チームに勝ちを持ってこられたら」。優勝争いの状況については「自分のやることしかできない。そこに思い切りフォーカスしていきたい」と冷静に話した。

○…板東がプロ初完投となる8回2失点の好投も、勝利には結びつかなかった。初回1死で中川圭に先制ソロを被弾。3回は2四球などで走者をため、頓宮の犠飛で1点を失った。今季3敗目に「先制点はもちろん反省点ではありますが、3回の2点目のところが悔しい。粘りたかった」。それでもオリックス山本と渡り合った。藤本監督は「よく投げてくれたよ。(ブルペンの)投手を休ませてくれたのもすごく大きい」と評価。敗戦の中で、価値ある投球だった。

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