ソフトバンクは10日、20日に行われるドラフト会議で誉(ほまれ、愛知)のイヒネ・イツア内野手(3年)を1位指名することを公表した。

永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長(47)がオンラインで取材対応し「イヒネ・イツア選手に1位入札します。シンプルに、スカウトの評価が一番高かった選手。大型のショートとして、近い将来レギュラーになってくれるポテンシャルがある」と明言した。7日に王球団会長らも交えてスカウト会議を開き、1位指名を決定した。

ソフトバンクが1位指名を公言するのは昨年の風間、一昨年の佐藤輝(競合で外れ)に続いて3年連続。イヒネの素質を高く評価するソフトバンクは、獲得できた場合、ある程度の時間をかけてじっくり育成していく方針だ。

永井部長は「スケールがすごく大きい、今までにない遊撃手になれる。大型ですし、足も速い、打撃は柳田選手に似たような、遠くに飛ばす力もある。今までにないショートストッパーになれる、ワクワクさせるような素材」と期待。「今宮の後のレギュラーになってくれたら」と話した。

イヒネはナイジェリア人の両親を持ち、名古屋生まれ、名古屋育ちの超高校級内野手。高校18本塁打と高い身体能力を生かした遊撃守備に注目が集まる。

◆イヒネ・イツア 2004年(平16)9月2日生まれ、愛知県出身。両親はナイジェリア人。軟式野球の東山クラブを経て、愛知・誉(ほまれ)へ進学。50メートル走6秒2、遠投100メートル。目標とする選手は柳田(ソフトバンク)。184センチ、83キロ。右投げ左打ち。

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