国学院大が日大に先勝した。

ドラフト候補の田中千晴投手(4年=浪速)が先発し、NPB4球団のスカウトが見守る中、6回2/3を6安打1失点7奪三振だった。

初回から149キロの直球と変化球を交ぜながらアウトを重ねた。だが、1点リードの7回、2死三塁で友田佑卓捕手(3年=九州学院)に左前への同点適時打、続く角田勇斗内野手(2年=習志野)にも左越え二塁打を打たれたところで降板した。

試合後、田中は「チームが先制してくれたのでリズム良く、0で抑えることを大事に1イニングずつ投げた」とコメント。「7イニング目を抑えきれなかったのが、自分の甘さ」と課題も口にした。

チームは同点にされた直後の8回1死二塁で、代打の富田進悟内野手(2年=横浜)が勝ち越しの2ラン本塁打を放ち、勝利した。

▽楽天愛敬スカウト(田中について)「背も大きいし、ポテンシャルがある。先発、リリーフどちらも対応できる可能性がある」

▽DeNA吉見スカウト(田中について)「前より安定して、右肩上がりで良くなってきている」

 

▽日大・片岡昭吾監督(8回に浴びた2ランについて)「ベンチの伝達ミスですね。一球で勝ち負けが決まってしまうので、そこも含めて戦っていきたい」