2部1位の鶴見大が1部6位の横浜国大に勝利し、昇格に王手をかけた。

先発の■(■は卉の下に木)野弘太郎投手(4年=川崎北)が気合の「よいしょ投法」で相手打線を封じた。初回から「よいしょ!」と大きな声を出しながら力強い投球。4回には本塁打を浴びるも、最後まで追加点を許さなかった。

試合後は「ずっと調子が良かったので、いつも通りいけば抑えられると思った」と振り返ると「声は自然と出ちゃいます」とにっこり。6日の次戦に向けて「後輩たちに1部の舞台を用意してあげられるように頑張りたい」と意気込んだ。

攻撃では2回、2死一塁から阿部咲人捕手(1年=前橋育英)がスライダーを捉えて、中越え適時二塁打を放ち先制。その後も打線がつながり、11安打で快勝した。

「9番中堅」でスタメン出場の寺門陸外野手(4年=平塚学園)は、育成ながらこの日の侍ジャパン戦にスタメン出場した日本ハム阿部和広外野手(19)の高校の先輩。「びっくりです。代は被ってないんですけど、よく一緒に練習してました。自分も頑張ろうという気持ちになります」と後輩に負けない活躍を誓った。【星夏穂】