東大が7回コールドで慶大に勝利した。

先発右腕の平田康二郎投手(2年=西)は、丁寧な投球で6回を107球、被安打8の3失点(自責1)に抑えた。「守備にも助けられて、踏ん張れました。大事なところで低めに集められた」と笑顔で話した。

「6大学に憧れて、目指すなら東大と思った」と1年間の浪人を経て入学。浪人時代に、間食で家系などのラーメンを週3~4日食べていたところ「勉強1本。特に運動はしていなくて、散歩くらい」だったため体重が10キロ増の83キロに。しかしそれがパワーアップにつながり、東大入学後に球速が15キロアップ。最速142キロをマークした。すでに今秋リーグ戦でデビューし3試合に登板。来年以降も、期待がかかる。「毎年、1勝できるかどうかのチーム。下級生で勝つ経験ができたのは今後にいきると思う。(リーグ戦の)最下位脱出へ弾みがついたと思う」と喜んだ。